炭水化物、たんぱく質、脂肪のうち、
タンパク質も脂質も、血糖値を上昇させません。
つまり、
食べることで血糖値が上がるのは、炭水化物だけ
です。
その炭水化物も、
炭水化物=糖質+食物繊維
で、食物繊維は血糖値に影響しませんので、
結局のところ、
食べることで血糖値が上がるのは、炭水化物のうち糖質だけ
なのです。
上がった血糖値を下がるときに、
脂肪として蓄えられるのですから、
そもそも血糖値が上がらなければ、
脂肪として蓄えられることもありません。
これが、ローカーボ(糖質制限)の考え方です。
一般的にカロリーが高いとされる肉や魚は、
それほど量を気にする必要はありません。
ところで、血糖値ってなんでしょう?
人間の血液には、0.1%ほどのブドウ糖が含まれており、
これを血糖と言います。
この血糖の「血液中の濃度」を「血糖値」と呼びます。
要するに、血液の中のブドウ糖の濃度なのですね。
血糖値は、おなかが減ると下がり、食事をすると上がります。
血糖値は、高すぎても、低すぎても体に良くありません。
血糖値が低くなりすぎると(低血糖)、
意識がなくなり、直ちに生命の危機につながります。
血糖値が高くなりすぎると(高血糖)、
低血糖のときのような危険はありませんが、
高血糖の状態が長く続くと、
失明や手足の壊死を引き起こす糖尿病になってしまいます。
そこで、人間の体には、血糖値を一定の範囲内に保つ働きが備わっているのです。
食事によって、血糖値が上がったら、 下げようとする仕組みが働きます。
この血糖値を下げようとする仕組みが、
食べた物を脂肪を変えるのです。
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