健康診断の血液検査の項目に、
HbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)
というものがあります。
これは、過去1-2ヶ月の平均の血糖値を反映するとされており、
国際標準値で6.5以上であれば、糖尿病と診断されます。
では6.5未満であれば何も問題がないかといえば、そうではありません。
血糖をコントロールする力が十分にある人は、何を食べても、一日24時間、常に血糖値が140を超えることはありません。
この場合、HbA1cは国際標準値で5.4を超えることは、まずありません。
HbA1cが5.4以上の人は、血糖をコントロールする力が弱っている可能性があります。
血糖をコントロールする力は、それほど急には失われません。
弱り始めてから、完全に失われるまでに、10年ほどかかると言われています。
しかし、完全に失われてしまうと、現在の医療では、元に戻すことが出来ません。
血糖をコントロールする力が、弱っている兆候が現れたところで対策すれば、取り返しがつくかもしれないのです。
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